アンケートモニター全体が悪質なわけではありません。
ただサイトやアプリの中には、『楽に大金を稼げる』といった胡散臭いサービスはあります。
そういったアンケートサイトに登録して、騙された人など被害に遭うケースも。
今回は『安心してアンケートモニターを使うためのルール』について解説します。
この3つのポイントを抑えて、悪質な勧誘や被害から自分の身を守りましょう。
まずは最近、増えているアンケートモニターの被害について見ていきます。
アンケートモニターで悪質な被害に遭う可能性は?
アンケートモニターで悪質な被害が増えています。
特に以下の3つの被害が多いので、登録前は慎重になった方が良いですね。
① 個人情報の漏洩で迷惑メールが増える
『楽に稼げる』と言われる新しいアンケートサイトに登録。
でも実際はアンケートが全然来なかったり、交換手数料が高く稼げないなんてサイトがあります。
しかも簡単に退会できないようになっていたり、退会後もメールが届くなんてケースも。
個人情報が漏洩して身に覚えのないところから迷惑メールが届く被害もあります。
こういった被害を防ぐためには、信頼性が高い企業が作ったアンケ―サイトのみを使うようにしましょう。
プライバシーマークやSSL化されているサイトのみ使うことが大事です。
② SNSで”バイトより稼げるよ”と勧誘される
最近はTwitterやInstagramのアカウントを誰もが持つ時代です。
個人でいくつもアカウントを作れることもあり、悪質なアカウントが増えているんですね。
例えば『アンケ―トに答えるだけで稼げた』と投稿して、フォロワーの関心を集める。
そして悪質なサイトやアプリをダウンロードさせるという手口になります。
新着アプリや新しく運営されるサイトは、本当に信頼性が高いか見分けるのは難しいです。
なのでSNSで『楽に稼げる』と話題となっている新しいサービスを使うのは危険。
それよりも何年も運営されているような、信頼性が高いサービスを使った方が安心です。
③ 街頭インタビューのアンケートで被害に遭う人もいる
ネット以外でも悪質なアンケートモニターの被害に遭う人はいます。
九州であったのが、街頭インタビュー形式の被害。
大学の近くで、「時給5,000円のアンケートモニターのバイトがある」と勧誘。
アンケート中に個人情報を抜き取られ、消費者金融からお金を借りられる事態に。
勝手に学生証や免許証の写真を撮られて、それでお金を借りられたんですね。
共通しているのは『楽に大金を稼げる』と言って人を集めていること。
アンケートモニターは確かに楽に取り組めるお小遣い稼ぎではあります。
ただ大金ではなく、あくまで自由に使えるお金が少し増える程度のもの。
甘い誘惑に乗らないように注意しましょう。
アンケートモニターは胡散臭い?仕組みは悪質ではない
こういった被害があるとアンケートモニター自体が胡散臭く見えてしまいます。
どういった企業が運営するアンケートサイトが安全と言えるのでしょうか?
① アンケートモニターの仕組みは健全なサービス
アンケートモニターの仕組みは簡単。
それは『世間のリアルな声を聞きたい』という企業の要望に応えるサービスなんです。
例えば新商品を作りたいから、ネットで購入層の不満や普段の生活を知る。
または商品を改善したいので、商品を使っている人の声を調査するなど。
自社だけではわからないリアルな声を聞くために、企業はアンケートモニターの会社に依頼をします。
つまり安全なアンケートサイトは、『信頼できるリサーチ会社が運営しているか』でわかるんですね。
② 怪しい運営会社や危ないサービスを避ける方法
安心してアンケートモニターを使うためには運営会社を見ること。
具体的には次の2つの指標を確認しましょう。
まず1つ目は運営会社がプライバシーマークを取得しているか。
個人情報を正しく扱う企業だけに付与されるプライバシーマークを取得しているかを確認します。
2つ目は運営会社の規模感。
東証一部上場の企業だったり、楽天やGoogleなど誰もが知る企業が作ったサービスかを見ます。
よくわからない最近できた会社が作ったアンケートモニターはすぐに使わないこと。
利用者の口コミが集まってから登録するかを判断しましょう。
安全なアンケートモニターの見分け方については、詳しくは以下の記事でも解説しています↓↓
参考⇒アンケートモニターは安全?安全性が高いサイトの見つけ方
アンケートモニターを使うときの注意点
最後はアンケートモニターを安心して使えるようになる3つの工夫を紹介します。
アンケートモニターに興味はあるけど、登録するのが不安。
そんな人は次の3つの工夫を実践すると、安心してサービスを利用できますよ。
①アンケートモニター専用のメールアドレスを作る
アンケートモニターを利用するのが不安なら、メールアドレスを別に作ることをおすすめします。
アンケートモニター専用のメールアドレスを作成。
こうすれば最悪メールアドレスの情報が流出しても、プライベートで使っているアドレスには被害は及びません。
アンケートモニターは複数サイトを掛け持ちして使い分けるのが基本です。
いくつもサイトに登録すれば、それこそ迷惑メール級にメール量が増えます。
そんなときもアンケートモニター専用のアドレスを作れば、ストレスは0。
GmailやYahoo!メールなど無料で作れるアドレスを使えば費用もありません。
アドレスを作れば、安全性が高いアンケートサイトを、より安心して使うことができますよ↓↓
参考⇒実際に使って安全に稼げたアンケートモニターのおすすめ5選
②動向調査アプリの調査はデメリットもあるので不参加にする
アンケートモニターにはいろいろな種類のアンケートがあります。
サイトによっても違いますが、大まかには以下の通り。
様々な調査がありますが、1つ注意したいアンケート調査があります。
それがアプリを導入して、利用者の動向を探るといった調査。
運営会社側が用意したアプリを、ダウンロードするだけで報酬がもらえるのがメリット。
ただ実際は、ユーザーがどういったサイトを閲覧しているかなどを調査されています。
こういった調査がプライバシー面で抵抗がある人も多いはず。
実は私も、こういったアプリの導入が必要なアンケートには応募していません。
アンケートモニターといっても、いろいろな調査があります。
あなたが安心して取り組めるアンケートだけ応募して使えば、不安も減りますよ。
③ 複数サイトを使った方が稼げる
アンケートモニターで稼ぎたいときは、メインとサブに使い分ける方法が効果的。
アンケート配信量が多いサイトをメインに使う。
そしてアンケート配信量は少ないけど、高額な調査を扱うサイトをサブに使うというイメージ。
このように複数サイトを自分好みに使い分けることで、スキマ時間を有効活用して稼ぐことができます。
ただ忘れがちなのが、使わなくなったアンケートモニターの退会手続き。
しばらく放置している間に登録したことも忘れてしまい、そのままにしておくのはおすすめしません。
いくら企業が安全を意識してサービスを運営しても、不正アクセスなどのリスクはあります。
それに不正ログインされたときも、普段から使っていないと気づけません。
なので使わなくなったサイトは、きっちり退会しておくようにしましょう。
アンケートモニターはWebアンケートだけでも、複数掛け持ちすれば月数千円は稼げます。
あとは高額調査に応募して、コスパの良い案件に当選する努力をしていきましょう。
アンケートモニターは悪質ではない!ただサイト選びは重要
アンケートモニターという稼ぎ方自体に問題があるわけではありません。
ユーザーのリアルな声を聞きたいという企業の要望に応えるサービスだからです。
ただ悪質なサイトやアプリが、個人情報を抜き取るなど被害があるのも事実。
だから登録するサイトは、信頼性が高い運営会社のものに厳選しましょう。
アンケートモニター専用のメールアドレスを作ると、プライベート用のアドレスを守ることができます。
定番で長年運営されているアンケートモニターを選べば大丈夫。
逆に新着アプリなど怪しいサービスは様子見しておいた方がいいですね。
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